人によってはメリットの大きい狭小住宅という選択肢

人生の中でも、最も大きなイベントの1つともいえるのがマイホームの購入。残りの人生の多くの時間を過ごすことになるマイホーム選びは、誰もが失敗したくないと考えるのが普通でしょう。しかし、実際には大きな壁として立ちはだかるのが予算の問題。またマイホーム自体は理想のものを建てられたとしても、利便性の悪い地域で暮らすと年を取ってから後悔することにもなりかねません。

マイホーム選びの1つの選択肢として、狭小住宅というタイプがあります。明確な定義はありませんが、おおむね15坪以下の土地に建てられた家のことを指すのが一般的です。自宅に庭は必要ないという人や、家は狭くても良いから利便性の良い土地に建てたいという人たちには向いているでしょう。

狭小住宅に住むデメリット

比較的少ない予算で建てることができる狭小住宅ですが、デメリットは狭いということだけにとどまりません。狭い土地いっぱいいっぱいに建てた家であれば、必然的に隣家との距離が相当近くなってしまうのは目に見えています。窓からの景色を楽しみたいという人にとっては、思っていたようなマイホームライフを送ることができないこともあるでしょう。

さらに、音によるトラブルが発生しやすい状況であることも否定できません。距離が近いほど、それだけ隣家で発生する音も大きく聞こえてしまうのは事実。人によっては、生活音が聞こえるだけでストレスを感じることもあるでしょう。そのようなデメリットを特にデメリットと感じないのであれば、検討する価値が十分にある選択肢だといえます。